お風呂上がりに塗りますと、皮膚の角質層がやわらかくなっているので薬が浸透しやすく効果的です。
その際は、タオル等で患部をしっかり拭いて乾燥させてから塗りましょう。
また就寝前に塗るのも大変効果的です。
<塗り方>
基本的に症状が出ている部分とその周り(なるべく広く)を、丁寧に薄く塗ってください。
一度に多くの量を塗ったり、回数を増やしても効果は変わりません。
水虫は感染しやすいので、家族内や同居者などに水虫の方がいれば、一緒に治療するようにしましょう。
苦労して完治しても、再感染する可能性が高くなります。
一般的な水虫
基本的に治療前は石鹸で患部とその周りをきれいに洗いましょう。
足指の間がジュクジュクし、赤くただれるタイプ(趾間型)
- 乾燥してカサカサしているタイプもありますが、ジュクジュクして皮がふやけている場合、患部からリンパ液がでている場合があります。
その場合は、脱脂綿等でふき取ってください。 - 1日2回(朝・晩)~3回(朝・昼・晩)、ハケまたは脱脂綿で丁寧に患部より広く薄く塗ってください。
症状が出ている部分だけでなく、その周りも塗ってください。 - 症状が無くなってからも、更に1ヵ月以上は塗り続けることが望ましいです。
強いかゆみを伴い、小さな水疱ができて赤くなるタイプ(小水疱型)
水疱(水ぶくれ)をつぶすと、そこから雑菌が入り症状がひどくなる可能性があります。
つぶさず治療で無くなるのを待ちましょう。
ただ、大きな水泡になってしまった場合は、水虫菌が増殖している可能性もあり、つぶす方がよい場合もあります。
つぶす場合は、患部を消毒し、消毒済みの針で一カ所だけ穴を開けて、消毒効果のある軟膏をガーゼに塗って上から貼りましょう。
自分で処置すると二次感染を起こす可能性がありますので、つぶす場合は病院でおこなってもらうのがよいでしょう。
- 水疱から透明の液体がにじみ出ている場合は、脱脂綿等でふき取ってください。
- 1日2回(朝・晩)~3回(朝・昼・晩)、ハケまたは脱脂綿で丁寧に患部より広く薄く塗ってください。
症状が出ている部分だけでなく、その周りも塗ってください。 - 症状が無くなってからも、更に1ヵ月以上は塗り続けることが望ましいです。
水虫とよく間違えやすい症状をもった「汗疱(かんぽう)」という病気があります。
小さな水疱ができ、かゆみを伴う場合がありますので、水虫と勘違いしやすくなっています。
自己判断するより、まずは病院で医師に判断してもらうようにしましょう。
ホロスリンは水虫菌にしか効果がありませんので、治らないという方は汗疱の可能性があります。
足の裏やかかとの皮が厚くなるタイプ(角質増殖型)
このタイプはは角質層が厚くなり、硬く水分が少ないので薬が浸透しにくくなっています。
入浴後に角質層をやわらかくし、薬が浸透しやすくすると効果的です。
他に比べると長期の治療になることがあります。
- 1日2回(朝・晩)~3回(朝・昼・晩)、ハケまたは脱脂綿で丁寧に患部より広く薄く塗ってください。
症状が出ている部分だけでなく、その周りも塗ってください。 - 症状が無くなってからも、更に1ヵ月以上は塗り続けることが望ましいです。
爪水虫
爪は固く、水虫菌が爪の奥深くに潜んでいますので、薬が浸透しにくくなっています。
入浴後に爪をやわらかくし、薬が浸透しやすくすると効果的です。
- 1日2回(朝・晩)~3回(朝・昼・晩)、ハケまたは脱脂綿で丁寧に患部より広く薄く塗ってください。
爪部分だけでなく、その周りも塗ってください。 - 症状が無くなってからも、更に3ヵ月~6ヵ月は塗り続けることが望ましいです。
いんきんたむし・たむし
- 1日2回(朝・晩)~3回(朝・昼・晩)、ハケまたは脱脂綿で丁寧に患部より広く薄く塗ってください。
症状が出ている部分だけでなく、その周りも塗ってください。 - 症状が無くなってからも、更に1ヵ月以上は塗り続けることが望ましいです。
粘膜、陰のう、外陰部等には塗らないでください。